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ヤマブドウは山の奥深く、雪深い所に多く自生しています。これはヤマブドウが雪に強く
他の蔓が育つ事の
難しい環境に育つからで、逆に、他の蔓が多い所ではヤマブドウは
負けてしまい育つ事が難しいためといわれています。

そして、あまり手の入っていない針葉樹林において太くて質の良いヤマブドウの蔓が採れます。
それは、枝打ち、下草刈りが出来ていないからです。
広葉樹林や、自然林では絡まる事の出来る枝が多く、ヤマブドウガ枝分かれし細くなってしまうからです。






ヤマブドウは木にもたれかかる様に
生えていますので、もたれかかった木に6m〜10m
くらい登り、二股に分かれてる所で蔓を
切り落とします。2枚目の写真は
たまたま二股の所にりすの忘れもの?
があった写真です。






切り落としたヤマブドウから一番外側にある鬼皮を剥きます。この鬼皮のおかげでヤマブドウは寒さに
強いといわれています。鬼皮を剥くときれいな皮が現れます。この皮は6月中旬から剥ける様になり、
7月中旬くらいから二枚に分かれるので、それまでに収穫します。

たまにとても薄い材料の籠を見受けますが、
それは、ほとんどが二枚に別れた後のヤマブドウの
皮であると思われます。


また、煮て一年中皮を剥いているところもあるらしく、そういったヤマブドウの皮は蝋や油を使用し
艶をだしたり
、予め染料で染めているようですので、作品の裏側をみて表面と同じ色であれば染めた
可能性が高いと思われます



剥いたヤマブドウの皮です。質の良い物はほとんどがクリーム色をしています。地表に近い部分や、
途中でダメージのあった皮は、裏が紫色や、茶色、緑色をしていますが、そういった皮は丈夫でなく
もろいことが多いです。収穫したヤマブドウの皮は天日でよく乾燥させます。










天日で乾燥の後、雨のかからない場所で更に乾燥させると来シーズンまで十分に保存出来ます。

籠にするには更に水に漬けて戻し、なめしを掛けて均一の幅に切ります。手提げ籠を一つ作るのに
およそ60メートルの材料が必要になります。手の込んだ編み方ですと
200メートルほど材料が
必要になることもございます。