作業工程の一例をすこし紹介させていただきます。
やまぶどうの皮がむける6月下旬〜7月迄(この時期を過ぎると二枚になってしまいます)ちょうど梅雨の最中にまず山のなかで直径3センチ以上のやまぶどうの蔓を探しに行きます。当工房では営林署の方に協力頂き場所を絞り込んでいます。
雨が掛かるとカビの原因となるのでビニールハウスの中で良く乾燥させます。乾燥後3時間ほど水に浸けて柔らかく戻し、なめしてそれぞれの厚さに応じて各部位に適した幅にカッターで切り分けていきます。
切り落とした蔓を六等分に剥きます。これ以下だと相当気をつけて剥かないと裏が割れて質が落ちます。直径3cmあると一枚が1.5cm幅くらいの物が採れます、太い蔓は直径20cmくらいの蔓もありますがあんまり質は良くないです、直径10cmくらいまでが一番良いみたいです。
切り分けた皮を作品に編み上げてゆきます・・・ここまで全て手作業で材料を吟味しながら編み上げていくのでどうしてもお客様を待たせてしまう事が多いのですが、ご理解の程を宜しくお願いいたします。
剥いた皮の束です。裏側がクリーム色か黄色くらいのものが良いです、紫色や黒ずんでいる物は後々使用した時にもろく艶もあんまり出てきません。
やまぶどうの蔓のからんだ木にだいたい7〜8メートル登り蔓を切り落とします。やまぶどうの蔓は比較的真っ直ぐ伸びているので、立ち上がった所から二股に分かれる所ぐらいまでが大変質の良い物が採れます。